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東京ベーテルオフィシャルブログ

お便り「会報55号」

 「会報55号」  お便り

東京ベーテルは、8月18日より新住所で「ベーテルひろば」をオープンしました!なるべくひろばをお休みしないよう、お盆休みに引っ越しをしたのですが、移転の話が急に決まった事もあり、みなさんにお知らせする期間が短くなってしまったのが気がかりでした。ところがお休み明けの18日より、いつも通りに来てくださるみなさんに、感激して、驚いて・・・とにかく慌ただしい1週間となりました。ママたちの話によると、お盆休み前にひろばに掲示していた新住所の地図を、「写メ」で友人、知人に送ってくれたとの事。あっという間に情報が伝わる「写メ」の威力に、私たち世代は脱帽するのみです。
 さて、私たちが移転先を探し始めて8年が経ちました。今回やっとの想いで大きな一戸建てに活動の拠点を移す事ができたのは、地元の不動産屋さんの熱意のおかげです。この数年間数多くの不動産屋さんに足を運び、区役所の担当課の方に何度もお願いしては、トボトボと帰る日々でした。
私たちの求める物件を探すのは大変困難でした。施設としては100平方メートルの広さに、自転車が10台と乳母車が5~6台置ける駐輪スペースが絶対条件でした。けれども私たちに払える家賃には限界があり、立派で大きな物件には手が届きません。こんなに難しい条件にも関わらず不動産屋さんは熱心に探してくださり、大家さんに「ベーテルひろば」として使わせていただけるよう根気強く交渉を重ねてくださった結果、こうして新しい場所で事業を続けることが可能となったのです。深く感謝をしております。建物を大切に使わせてもらい、地元の方との交流を深めながら今までに増して地域に根ざした活動を目指していきます。
 そして移転のお知らせをした時ママ達が「決まったのですね!」と我がことのように喜び、新しい建物を見てまわって「広くてきれい!」とはしゃぐ姿に私たちスタッフは元気をもらいました。
 これからも地域に求められる居場所として、みなさんと共に一歩一歩進んでいきます。引き続きベーテルに見守りの目を注いでくださいますようお願い致します。  (記 森木 美佐子
             
                <strong>☆自分自身の存在を認めてもらえた場所 ☆小さい文字>3年半前に葛西に越してきてその後妊娠出産。子どもが1歳を過ぎてベーテルに来るまでの間、ママ友グループとの価値観の違いで悩んだり他の子育て広場が合わなかったりと孤独な日々を送っていました。
里帰りせず葛西の産院で出産したこともあって、検診や離乳食講習会などで同じ産院仲間ができました。同じ産院、同じ月生まれというある人と仲良くなくなったものの、その人には多くの産院仲間がいて、いつの間にか私もその「産院仲間のグループ?」に入ることになりました。しかし、私には付き合いが次第に負担になっていきました。
例えば前日の夜に突然「明日ママ会やります。13時に○○集合」という連絡がきても、子どもの離乳食や出かける準備を済ませ、徒歩20分以上もかかる集合場所に行くのはものすごく大変だし、前日に用事があって出かけていたらその日は少しゆっくりしようと思っていた。けれど、せっかく誘ってもらったからと少し無理して参加する…という次第でした。
何度か参加していたのですが、常に子どもの当たり障りのない話ばかり。仲良くなった1人の人以外、他の人たちの出身はどこなのか?どういったきっかけで(結婚なのか転勤なのか)、いつから葛西にいるのか?など何者かさっぱりわからない状態。私の名前「長田さん」とか「出身はどこなの?」とか聞かれることもなく、興味をもたれることもなく、「私はただの頭数でしかないんだろな」と感じていました。
 また、子どもが4月生まれなのですが、1か月違いの3月生まれというだけで、「学年が違うから~」
「性別が違うから~」などの理由で、その母親自身の人柄をみようとせずに、周りの条件だけで人を判断する姿勢に疑問を感じ、いつしかそのグループには参加しなくなりました。
その後「子育て広場に行けば友達ができるかな…」と淡い期待を抱いて近所の子育て広場に足を運んだこともありました。(はじめに断っておきますが、これは個人の感じ方の違いであってその子育て広場を問題視している訳ではありません。)
広場に来る人はたいてい、2、3人で来ていて、「その一緒に来ている人以外、絶対にしゃべりたくない」という雰囲気を感じたり、その子育て広場に入っても誰も顔を合わせてくれなかったり、一人で帰るときも誰も声をかけてくれなかったり…というのがつらくなってきて、そこにも行かなくなってしまいました。
ママ友グループとの価値観と合わない、子育て広場も合わない、子どもをベビーカーに乗せて散歩に出ても誰も話す人もいない、知り合いに合わないどころか、そもそも知り合いがいない…子どもが7か月~1歳までの頃、毎日一人きりで外出していました。
これは「子どもが生まれて母親の世界とはこういうものなのか、東京での人付き合いというのはこういったものなのか…」今まで3つの地方で生まれ育ち仕事もしてきてそんな事を感じたことがなかったのに、「私の感覚はズレているのだろうか…」と一時期とても悩みました。
そんな折、子どもの習い事で知り合った人からベーテルを勧められて行くようになりました。出身地の話もするし、学年が違う、性別が違うという理由で避けられることもありません。「ここにきて、私の感覚は間違っていなかった!」と安心しています。
今ではベーテルに行けば、スタッフの方をはじめ気軽に話せる人は必ずいて、親子共にホッとできる空間となっています。近所の公園に行けば、かなりの確率で誰かに合うし(ベーテルで知り合った人)近所を散歩しているだけでも知っている人に会うことばかりです。
田舎育ちの私には、「近所を歩けば知り合いがいる」という状態が当たり前だったので、まさに今の状態は私が望んでいた状態になりつつあって、とても心地よい日々を送っています。
そんな心地よい状態になったものの諸事情により8月に千葉に引っ越すことになりました。新しい土地に馴染めるのか、友達はできるのかという不安もありますが、「私の感覚は間違っていない」「どこかに合う場所が必ずある」と信じていこうと思います。  (記 長田 鈴海)
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