東京ベーテルの森

東京ベーテルオフィシャルブログ

Vol28号 お便り

前号で報告しましたように、6年間活動の拠点としておりました場所を移転することになり、悪戦苦闘しました。ひとまず3月末に移転しましたが、その後も「ひろば」により適した場所を探し続けておりましたところ、6月末に大家さんとなる地元の児童民生委員さんから賃貸物件の一階の2部屋を使っても良いとの申し出を受けました。早速許可を得て改装も7月中旬に完了、8月に希望にぴったりの「ベーテルひろば」の開設となりました。自由に使えるキッチン、小さな砂場と水遊びもできる空間を備えることができました。大家さんにただただ感謝の思いで一杯です。今、世の中は急激に「子育て支援」と言われるようになりましたが、スローガンだけではなかなか状況が変わることはありません。「ニーズ」に気づき、応えていこうとする気持ちと行動を起こすことが、社会を変える大切な一歩になります。机上の理論ではなく、いかに現状に即しているかを常に照らしてみる知恵が求められるのではないでしょうか。場所探しの過程で様々な意見を聞き、私自身は「子育て支援、ひろば事業」に画一的なモデルを掲げるのはおかしいのではないかとの思いを強くしました。例えば東京から北海道へ転勤した人からメールで相談をしばらく受けました。その方の不安は病弱な新生児を連れて苦手な雪の日に車の運転をして通院することでした。この方の場合、自治体の建物を「ひろば」に開放した立派な施設を紹介することよりも、保健師さんの家庭訪問がニーズに適った支援になる訳です。その意味合いで、コミュニティとしての要素が強い「ベーテルひろば」には集まる人達の生活の場となる為、「キッチン」が必要不可欠となるのです。それぞれの「ひろば」によって、必要不可欠な物がそれぞれ異なるということ、その違いに気が付くセンサーがこの事業にはどんなに大切なことであるか、「ひろば事業」に携わる多くの方達に知ってもらいたいと願っています。「ひろば事業」がこの日本で実るよう祈るものです。最後になりましたが、移転に際し多くの方々からのご協力に感謝申し上げます。       (記 森木美佐子)

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